「大人バイリンガル」ってなあに? ここでは、このブログが目指していること、このブログのコンセプトについてお話しします。
バイリンガル研究の世界的権威であるフランソワ・グロジャン博士によると、
バイリンガルの定義は
「二言語またはそれ以上の言語や方言を日常生活の中で定期的に使用すること」
であり、
「バイリンガルにはいつからでもなれる」とのことです。
残念ながら、日本では、バイリンガルの意味が正しく伝わっていません。
バイリンガルに関して日本でよくある誤解は、
① 幼少期から2言語を同時に習得している
② 2言語を全く同じレベルで使える
③ 2言語のいずれにおいてもアクセントがない
などです。これらは全くの誤解です。
これに対して、「バイリンガルの実際」は、
1) 2言語を同時に習得するのは少数派
2) バイリンガルになる時期は人による。実際は、青年期や成人してからバイリンガルになる人が多い
3) 2言語が同じレベルではない場合が多い
4) 母語のアクセントがあるのは当然
といったものです。つまり、完璧主義に陥る必要はないのです。
うれしいことに、日本人の多くの大人は、バイリンガルになれる素地を持っています。受験戦争を乗り切ってきた日本人の大人は、自分で計画を立てて、学習を進めるスキルとノウハウをすでに持っているのです。
これらを総合的に考えて、日本人の大人はもっとバイリンガルを目指して、自らのアイデンティティをパワーアップすべきなのでは、と思っています。
現在では、世界の人口の実に半分がバイリンガルであると言われています。日本でも、もっと多くの人がバイリンガルを目指して、将来はヨーロッパの各国のように人口の半分がバイリンガルになったらいいなと思います。
これから英語や外国語を勉強しようと思っている方。また、すでに勉強始めているが伸び悩んでいる方。これからは、ただ漠然と勉強するのではなく、私と一緒にバイリンガルを目指して歩んで行きませんか。
ほとんど自力でバイリンガルになった私は、英語歴30年のノウハウを持っています。あなたのペースメーカーとなってお手伝いできれば幸いです。ぜひ一緒に勉強しましょう❣️
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フランソワ・グロジャン博士(ウェブサイト)
Dr. François Grosjea
『Bilinguals: Life and Reality』(Harvard University Press)